イタリア映画に挑戦:自転車泥棒(少々ネタバレあり)



こんばんは!
続けるって言ったので続けます!笑

今日は映画のことを...
先ほど観終わったばっかりのイタリア映画
"自転車泥棒(1948)"について。


今まで古いイタリア映画というと、"暗殺の森"ぐらいしか観たことがありませんでした。今回の"自転車泥棒"は、私にいつも映画のことをたくさん教えてくれる友人におすすめしてもらって、挑戦☻(いつもありがとう)

舞台は第二次世界大戦後のイタリア。2年間の失業の後、ポスター貼りの仕事を得た男、アントニオ。その仕事には自転車が必要なのですが、ふとした隙に盗まれてしまいます。アントニオは息子のブルーノと一緒に、自転車を盗んだ男を探すが...という物語です。監督は ヴィットリオ・デ・シーカ。監督だけでなく、俳優も務めている方だそうです。

この映画が公開されたのは1948年。イタリアが無条件降伏したのが1943年なので、本当に戦後まもない頃に作られた映画ということです。セットではなく実際のローマの街でロケをしているので、当時の様子がひしひしと伝わってきます。何もない街並みやがらんとした空気にびっくりさせられました。

主人公、アントニオを演じているのも俳優ではなく失業していた素人の方。息子、ブルーノ役も監督が街で声をかけた子供なのだそうです。


アントニオは自転車を取り戻すために息子のブルーノと一緒に街を探し回ります。自転車を取り戻して、職について、家族を養うために働かなくてはいけない。それでも全く見つからない。

途中でアントニオがブルーノを元気づけるために、少しお高いレストランに入るというシーンがあります。
お金がないのに、息子のために。"生きていればなんとかなる"そう言って明るく振舞おうとする父親と、子供ながらに心配そうな顔で、出された水にもなかなか口をつけない息子。

やるせなさと物悲しさに、胸が締めつけられる一時間半でした。生活に影を落とす戦争の影響...市民の姿をリアルに描いた、反戦を訴える作品なのかなと感じました。レストランに入ったあたりからラストまで涙ぽろぽろ。


当時の社会を色濃く反映した作品は、何と表現したらいいか言葉に迷いますが "圧倒"されてしまいます。普段感じたことのない、凄みや重みに。

でもこの"自転車泥棒"、これからも私にとって忘れられない作品になると思います。なんだろう、書くの難しいなあ。笑 でもこのブログを読んで下さった方で、観たことがない!という方はぜひ... !!疎い文章でごめんなさい〜😭

昨日よりだいぶ真面目な文になっちゃいました。笑 こんな感じで古いのから新しいのまで、映画のことちょっとずつ書いていこうと思います!!では!また♡

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